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ミステリの祭典

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22世紀の酔っぱらい

作家 フレデリック・ポール
出版日1971年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 クリスティ再読
(2026/07/04 17:59登録)
長く活躍したSF作家&編集者だそうだ(評者はあまり明るくない)。

22世紀。少数の大学人と多数の都市人が分離して暮らす世界。その大学で数学を教えるコーナットは理由不明の自殺衝動に悩まされていたが、間一髪で助かるのが続く。大学に蔓延する「自殺病」に感染したかのようなこの流行のさ中、学術調査隊が南海の孤島から原住民を連れ帰る企画にコーナットは参加する。しかし、その原住民たちが感染源となったと思しい天然痘が流行しはじめる....

いやいや、こんな筋書きだと、世界終末SFにしかならないんだけども、実は「軽妙なタッチで描くユーモアSF」ということになっている。確かに筆致は深刻ではないし、そのスリラー仕立ての異常現象の「謎」の解明も一応あったりする。

たとえばこの22世紀の大学で教えられている数学が、高校レベルの話(二項定理とかねえ)だったり、それを暗記用の歌で覚えるとか、何かバカみたいだ(苦笑)そして南海の原住民は、第二次大戦の日本兵の末裔とかそういう話で、家柄と立場によって、大尉・兵長・上等兵といった階級名がついている。また精神攻撃への対抗手段がとにかく酒を飲んで酔っ払うこととか、酔歩(ランダム・ウォーク)がちょっとしたキーになっているとか、そういう仕掛けがあったりする。

う~ん、マジメかお笑いかよく分からない奇妙な芸風。タイトルはソソるんだがなあ。こんな評価で勘弁して。

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