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ミステリの祭典

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世にも奇妙な物語 小説の特別編 再生
大野敏哉ほか

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2001年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2026/06/28 22:44登録)
タモリがストーリーテラーで有名なTVオムニバスドラマ『世にも奇妙な物語』は1990年に始まったそうです。私はそんなに観ていませんが、京極夏彦原作の『厭な扉』にはおっ、そう来たかと思ったものです。しかし未だに続いているのはそれなりに視聴率を稼げる番組だからでしょう。本作にもノベライズされた作品は結構ある様で、ごちらも一定の需要があった為と思われます。

『友達登録』 短大生の小百合は友達がいない。或る日初めて買ったケータイに『あなたも友達登録してみませんか』というメールが届く・・・。物語に動きが感じられずオチも予想が付きやすいのが欠点ですかね。
『株式男』 事務機器会社に勤める高桑喜一郎は冴えないサラリーマン。彼は自分の知らないうちに自身の株が売買されているのを知り、人生が一変する。これは面白い、ブラックなラストも私好みでホラー色が濃いです。
『太平洋は燃えているか』 最初これは私の苦手なタイプのSFかと思いました。が緊迫の雰囲気の中で初めて遭う祖父と孫の会話が感動的で、一番の出来だと思いました。オチはちょっと辛いものがありますが。
『心臓の思い出』 心臓移植を受けた女性のその後を描いた異色作。どこか既視感があるものの、ミステリ色は最も濃く最後まで読むと単なるサスペンスではないことが判ります。

全四作、なかなか読み応えがありました。ドラマも面白かったのだろうと想像が付きます。ドラマのノベライズ物としてはかなり優秀な部類だと思います。

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