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ミステリの祭典

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かぐや姫連続殺人事件
谷口敦子名義

作家 矢口敦子
出版日1991年04月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点
(2019/02/08 23:53登録)
谷口と書いて「やぐち」と読ませたペンネームで発表された、作者のデビュー作です。
タイトルにもかかわらず、メインの殺人1件に、ラストに話の締めくくりとしてそれと直接のつながりはない殺人が1件起こるだけです。犯人も別々ですし、後の方は犯罪小説的な書き方です。
かぐや姫に例えられる美女とか、クローズド・サークルを作り出すための安易な設定とか、登場人物たちの行動とか、すべての面においてリアリティがありません。途中で発見される白骨についても、扱いがあまりに中途半端です。冒頭部分の仕掛けについては、その仕掛け自体は悪くないと思うのですが、いかにも「さあ、仕掛けがありますよ」的な書き方には感心できません。
メインの殺人の真相はそこそこの出来だと思うのですが、全体的に見てどうもばらばらな印象がありました。

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