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ミステリの祭典

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松本清張編 犯罪機械
海外推理傑作選6

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日不明
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 人並由真
(2026/06/25 07:53登録)
(ネタバレなし)
 松本清張(名義貸し?)とEQ(ダネイ当人か?)の連携による、翻訳短編ミステリアンソロジー「海外推理傑作選」(全6巻)の最終巻。
 今回の収録作は以下の通り。

ミネルバは死なない / アーサー・ポージス
錠をかけろ / ドナルド・E・ウェストレイク
女の感覚 / リチャード・デミング
もうひとりのセールスマンの死 / ドナルド・ホニッグ
ぼくにぴったりの犯罪 / ハル・ドレスナー
金庫破り / ヘンリー・スレーサー
美女にご用心 / マイケル・ブレット
呪われた図書室 / オーガスト・デーレス
犯罪機械 / ジャック・リッチー

 表題作は新訳『クライム・マシン』で21世紀でのリッチー再評価の旗頭になった名作。
 とはいえ自分は少年時代に、たしか日本語版ヒッチコックマガジン(古本屋で入手したバックナンバー)で読んで以来の再読なので久々の再会感覚で楽しめた。ああ、そういうオチ(というか小技の数々)だったっけ。

・ポージス……密室内で評判の悪い金持ちが変死。その周囲には?
・ウェストレイク……夫婦二人の部屋に忍び込む謎の影!?
・デミング……不倫相手の男に、ある重大な環境上の変化が起きた人妻。その二人と、妻の夫との関係は?
・ドレスナー……泥棒家業に精を出す学生。
・ホニッグ(ホーニグ)……出張先のホテルで初老のセールスマンは、隣室に不審な物音を聞きとがめた。
・スレーサー(スレッサー)……広告代理店は絶対安全な金庫をPRするため、凄腕の元金庫破りに挑戦させる。
・ブレット……ホテル探偵は、怪しげな? 女性が接近する初老の富豪に警告の声をかけたが。
・デーレス(ダーレス)……おなじみ、そして本書内では完全に浮いているソーラー・ポンズもの。この世界にもカーナッキはいたんだっけ。
 
 ドレスナー(よく知らない作家)以外はなじみがあるメンツばっかりで、どれも65~78点くらいに楽しめた。粒揃い感は本草書のなかでも高い方なのではないか。
 これで少し前にブックオフでまとめて購入した端本の3冊は読了してしまった。残りの3冊のうち、どれかは書庫に眠っているかもしれない。そのうち、ひっかきまわしてくるか。

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