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ミステリの祭典

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猫語の教科書

作家 ポール・ギャリコ
出版日1995年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2026/06/21 22:57登録)
ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。
“£YE SUK@NT MUWOQ"相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。
原稿はなんと、猫の手による、全国の猫のためのマニュアルだった。
「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」
ひょっとしてうちの猫も?
Amazon内容紹介より。

猫派必読の書。交通事故で母を亡くし、生後6週間にして世の中に放り出された猫が人間の家の乗っ取りを計画。如何に人間に取り入り快適な生活の場を勝ち得たのか、そして人間に自分の意向に沿った行動を取らせるにはどうすればよいのかを全世界の猫に発信する指南の書です。
私は毎日ネットのねこちゃんホンポの記事を読んでいるので、猫の気持ちはある程度理解しているつもりです。猫は人間で言うと3歳児程度の知能を持っていると言われていますが、本書ではそれを上回る狡猾さで、猫が人間を飼いならしていく姿が描かれています。

著者の猫に対する洞察力はなかなかのもので、猫がある行動を起こすには何らかの理由がある事を察知し、その意味を非常に解り易く解説しています。ただ、猫が閉所恐怖症でキャリーケースに入れられたりすると不快になるとしていますが、それは違うと思います。猫は狭いところが大好きなのは猫を飼ったことがある人なら知っているはず。例えば段ボール箱の中とかに入って悦に入っているのを見た事があるでしょう。好きでもないのにわざわざ狭い所に自ら入り込まないですよね。他に関しては大凡著者が書いている通り、猫は人間から見ると気高く優雅な存在に映ります。そのしなやかさは他の動物にはないものです。しかしその裏で猫はしたたかに人間を操っているのです。

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