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ミステリの祭典

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女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処

作家 市塔承
出版日2026年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 虫暮部
(2026/06/09 13:37登録)
 時代設定が古めだと、現代エンタテインメント的なテクニックの導入を敬遠してストーリー展開が鈍重になるケースがある。本作もそう。コンセプト(ネタバレになるので詳述は避ける)上の必然として頁数は膨れ上がるが、それを支え切れる程に物凄く面白いわけではなかった。
 それに、こういうのをやるなら、もうワン・ランク上の文章力が欲しいところ。イメージをそのまま書いているだけで、言葉自体にコクが無いと思った。

 実は、叙述トリックとして “名前は全てニックネームで、彼等は日本人だった” と明かされると予測していた。
 だって “分割された碑文” の効果は日本語が前提じゃないか(少なくとも縦書き可能な言語だ)。異国が舞台の作品に “コレ何語で書いてあるの?” ってツッコミは野暮だけれども。

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