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ミステリの祭典

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檻神館双極子殺人事件

作家 南海遊
出版日2026年03月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2026/06/01 11:13登録)
 暗号はつい自分で作って試しちゃったよ。
 十字ロープの密室、あまりに作為的で “自殺者があんな面倒な仕掛けを作るか?” と疑われてしまう難点はあるが、トリック自体は面白い。
 しかも、このトリック単体で考えれば単に下手人を見逃せば済むところ、それで終わらせずに次の殺人へ直接繫げてストーリーの推進剤にしているところがグッジョブ。

 その他色々巧みに仕込んでいて、そのくせ盛り過ぎには感じさせないバランスが、良いと言えば良い。でももうちょっと、何らかの過剰さ、臭み、のようなものがあっても悪くない気もする。

 瑠璃=宝石、玻璃=硝子、である。現代の基準で比較するなら、双子にそのネーミングは如何なものか。それを言ったら “りゅうびイン・ラン子” も。不用意過ぎじゃない、作者?

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