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ミステリの祭典

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わたしを永遠に眠らせて

作家 神津凛子
出版日2023年11月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 麝香福郎
(2026/09/09 20:19登録)
小学生の優真は継父による陰湿な虐待にあっていた。秋夜は夫と死別し、子供も失ってしまった。その後、再婚したものの同居の家族に奴隷のようにこき使われていた。物語はこの二人を中心に展開していく。
本作に登場する人物は、決して悪い人ばかりではない。だが、あまりにも強い悪意の連鎖は善良な人たちでさえ巻き込み、不幸にしてしまう。
様々な思惑がぶつかる中、何度も暗転を繰り返す。本作はイヤミスだろうが、読後感はそれほど悪くない。その原因は友情の物語でもあるという点だろう。

No.1 5点 びーじぇー
(2026/05/26 19:52登録)
秋夜は夫を事故で喪い、直後に流産した。秋夜は再婚するが、そこでは底意地の悪い義母や義妹たちから常に嫌味を言われ、義祖父の介護も押し付けられていた。その理不尽な支配から生み出された狂気が恐るべき惨劇を引き起こす。
秋夜の大きなトラウマはわが子を守れなかった事。その後悔の念から近所の少年・優真に救いの手を差し伸べようとする。秋夜と優真に襲いかかる逆境は心が痛む。ラストでそれぞれの結末を迎えるが、複雑な読後感が残る。歪な家庭という設定をフルに活かした作者らしいサスペンス。

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