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ミステリの祭典

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コンパートメントNo.6

作家 ロサ・リクソム
出版日2025年07月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 take5
(2026/05/17 17:59登録)
シベリア鉄道が舞台のロードノベル。
フィンランド人の少女とロシアの男。
客室コンパートメントに乗り合わせ、
モスクワからウランバートルへ向けて
接点のない二人を乗せて列車は進む。
饒舌な男と寡黙な少女、男は、人生を
受け入れるのにかかった時間を語り、
少女は心の内にモスクワの親しい人を
考える。物語終盤に、男が少女に対し
自らのナイフを差し出す場面が印象的。

大きなものに翻弄される人生そのもの
これがミステリーなのだ、一筋縄では
いかないのだと、世界の広さを知る本。

その年のフィンランド最高の本に対し
贈られる賞受賞。後に知りましたが、
カンヌのグランプリも取ったそうで、
いつか映画も見たいなと思いました。

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