| 探偵物語 |
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| 作家 | 赤川次郎 |
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| 出版日 | 1982年11月 |
| 平均点 | 5.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 5点 | クリスティ再読 | |
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(2026/05/04 15:06登録) 小鷹信光の「探偵物語」とは松田優作が私立探偵するしか共通点がないか。こっちは薬師丸ひろ子の角川映画の原作、というよりもメディアミックス展開でひろ子と優作の当て書きで書かれた小説。 5日後にアメリカに渡る女子大生直美の身辺に出没する影、それはお転婆な直美を心配して付けられたボディガード兼監視役の私立探偵辻山だった。ドジな迷探偵の辻山は早々に直美に見破られ、迷惑がられつつも依頼を...しかし、辻山の別れた妻幸子にヤクザの愛人殺しの容疑がかかり、ヤクザに追われる幸子を辻山がかばう。それに巻き込まれた直美はこのホテルでの密室殺人を解決しようと奮闘するが? というお話。赤川次郎のサクっとした語り口で語られるファンタジックな探偵物語。直美がやたらと元気な一方、辻山は中年で体力も落ちていて結構クタビレている。情けない(苦笑) 映画の辻山は優作だから、原作よりも断然カッコイイ。ソフトスーツが懐かしい、というか結構優作ってベビーフェイスだな。まあ密室自体に期待してはいけないんだが、真相には映画の方が少々ヒネリがあって、映画の方がミステリとしても良い。よじ登ったり、肩車したりと、ひろ子って身体能力が結構高いんじゃないのかな...これが直美の元気さにうまく反映している。 |
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