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ミステリの祭典

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上流の一族でも
ネロ・ウルフ(アーノルド・ゼック三部作)

作家 レックス・スタウト
出版日2026年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2026/07/03 02:06登録)
(ネタバレなしです) 1950年発表のネロ・ウルフシリーズ第13作で、アーノルド・ゼック三部作の最終作となった作品です。大富豪の夫人から7ヶ月も夫に金を渡していないのに以前よりも大金を使っているらしいので調べてほしいと依頼されたのがきっかけで殺人事件とゼックからの脅迫に直面することになります。第5章の終わりで衝撃の出来事があり、助手のアーチー・グッドウインがてんてこ舞いする展開が本書のセールスポイントになっています。反面、警察も手出しできないほどの犯罪組織の大物という三部作を通じての設定の割にはゼックとの決着場面はあっけなくて物足りませんが、ではアガサ・クリスティーの「ビッグ4」(1927年)みたいな派手派手な演出の方がよかったかというとそれも微妙ではあります。証拠が強力ではないようにも思えますが、きちんと推理で殺人事件を解決して本格派推理小説として着地しているのはよかったです。

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