| 漂泊の星舟 |
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| 作家 | 北清夢 |
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| 出版日 | 2026年02月 |
| 平均点 | 7.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 7点 | 虫暮部 | |
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(2026/05/05 12:54登録) 宇宙船の乗員に関する或る設定は端的には説明されず、記述の端々にさりげないほのめかしがあって、読者に “もしかしてこういうことかな?” と自分で情報を集めて把握させる書き方になっている。明確な記述が(多分)初めて出て来るのは実に152ページ。 それを踏まえると、その点を裏表紙の粗筋にサクッと書いたり、解説で言及したりするのは、野暮だと感じた。読者が自分で気付く機会を奪って、作者の意図を無駄にしているのではないでしょうか早川書房。 ミステリ部分はあまりミステリの文法になっていないから、まぁ “犯人探しを含むSF” と言ったところか。アスカの性格にはイライラしたけど、それは狙いだと思うので良し。 (全体は)長くてちょっと疲れた。しかし個々のエピソード自体は短く纏まっているし、良く出来た成長物語だし、どれかを削るとなると悩ましい。 “ミッションにとって、きみたちの感情はどうだっていいんだ!” と言うコーチの台詞が印象的。私も同感。その点で、実はこのメンバー達、ベスト選抜というにはデコボコ過ぎない(笑)? |
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