| 黄金仮面の王(河出文庫版) |
|---|
| 作家 | マルセル・シュオッブ |
|---|---|
| 出版日 | 2026年03月 |
| 平均点 | 6.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 6点 | 虫暮部 | |
|
(2026/04/28 13:03登録) 全体的にグロテスクだけどユーモラス。文章の修飾で膨れ上がっているのは “そういう手法” だと判ってはいるが、ストーリー性がこんなに乏しくて良いのかと困惑すること多し。 象徴主義だそうです。判らない事物を恣意的にこじつけて自由に曲解出来る便利なシステム。なのでまぁ気楽に読もう。 「未来のテロ」は、文脈抜きで一枚の絵としては鮮烈。「バーク、ヘアー両氏」「顔無し」、チェスタトンみたいで面白い。「木の星」の、無邪気な少年性に対比してブラック・ユーモアなオチが明確で良い。「擬曲」の “船乗り” は、ミステリ風に水中に死体が沈んでいた話にも読める。 同題の短編集が国書刊行会とコーベブックスから既に出ているが収録内容は別。知っていながらそういう紛らわしいことはしないで欲しいな。 |
|||