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ミステリの祭典

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ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
角川文庫

作家 エドガー・アラン・ポー
出版日2022年02月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 ことは
(2026/06/07 21:55登録)
ちょっと前に新潮社のポー短編集「ゴシック編」を読んだが、こちらも読んでみた。
新潮社の6作(「赤き死の仮面」、「ウィリアム・ウィルソン」、「落とし穴と振り子」、「黒猫」、「アッシャー家の崩壊」、「リージア(ライジーア)」)は、本集にはすべて収録されている。やっぱり、「ミステリを除いてポーから選ぶとすると、これになるよね」ということなのだろう。
本集は、詩の代表作「大鴉」もはいっていたり、解説が充実したりしているので、新潮版より、こちらがおすすめ。
ただ、(集英社の「黒猫 エドガー・アラン・ポー短篇集」とも5作が重なっているので、3冊で比較すると)、翻訳の好みは、集英>角川>新潮の順なので、集英社版が私のおすすめ。1つ翻訳を具体的に引用してみよう。「赤き死の仮面」のほぼラスト。
角川。「黒檀の時計の命も、浮かれ騒いでいた最後の者の命とともに果てた。三脚台の炎も消えた」
集英。「浮かれ狂っていた最後の一人の息が絶えるとともに、黒檀の時計も止まった。三脚台の篝火も消えた」
映像をイメージしたとき、集英社版のほうが、カット割りがわかる気がする(人、時計、三脚台とかわっていく)のが、好みのポイント。

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