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ミステリの祭典

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「萩原朔太郎」殺人事件

作家 草川隆
出版日1996年03月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2026/04/14 18:37登録)
(ネタバレなしです) 鉄道を題材にした本格派推理小説を多く手掛けてきた作者が「ひと味違った作品」を目指して1996年に発表した文芸を題材にした本格派で、ノン・ノベル版では「推理小説界デビュー後の第25作に当たる」と紹介されています。萩原朔太郎の詩に見立てた死体演出という趣向は内田康夫の「『萩原朔太郎』の亡霊」(1982年)を連想する読者もいるかもしれません。プロット展開は作者の他の作品と大差なく、読みやすいですけど劇的な盛り上がりに欠けており、アリバイトリックも感心できませんでした。関係者たちから情報を引き出すテクニックが冴えるアマチュア探偵役の女性以外は人物個性も感じられません。

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