home

ミステリの祭典

login
クジラアタマの王様

作家 伊坂幸太郎
出版日不明
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 take5
(2026/04/04 18:54登録)
本書が世間で「予言の書」と呼ばれる事、
作品中盤まで読み進め、気づいた事があり
ネットで調べて知りました。新型コロナの
1年前に書き下ろされた本書がSNSによる
風説の流布、自動運転、ウェラブル端末等
そして新型インフルをめぐる顛末に既視感。
未来を的確に描く伊坂幸太郎は予言者です。

伊坂作品が好きな理由の一つに、極微細な
伏線回収があります。ユーモアと熱の同居、
今作では、栩木母子の描き方が琴線に触れ
それだけでもう皆さまにお勧めしたいです。

ファンタジーであり社会派でもある本書は、
意図的に挟まれた川口澄子さんのイラストも
大変効いています。作者後書きに詳しいです。

上野のハシビロコウを思い浮かべて読みました。

1レコード表示中です 書評