home

ミステリの祭典

login
お稲荷さまの謎解き帖

作家 朝水想
出版日2025年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 虫暮部
(2026/03/27 14:41登録)
 えっ、これを百人分やるの? デビュー作で随分ぶち上げるじゃないか(笑)。
 本作は謎解きを通じての神様の成長譚になっていて、その設定がベタなメッセージを上手く成立させるエクスキューズとして機能している。特に餃子の件にはグッと来てしまったね。

 ただ気になったのが、タイトルに反してファンタジー的豊饒さに乏しい文体。これでいいのか?
 読み進むうちに、これは語り手が神様で人間の心の機微が判らない故のぶっきらぼうさなのかな、とも思えて来た。
 でも、別の方向でも良いからもうちょっと何か味付けが欲しい。これではごく普通の、文体に無頓着なミステリみたいな文体じゃないか。

1レコード表示中です 書評