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ミステリの祭典

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対決・開発殺人事件
スーパー&ポテト・シリーズ/旧題『ユートピア計画殺人事件』

作家 辻真先
出版日1991年09月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 kanamori
(2026/06/19 16:56登録)
ルポライターの可能キリコは、沖縄のリゾートホテルの高層階のベランダで、銀座のホステス朱美が奇妙な状況で死体で発見された現場に出くわす。一方、ミステリ作家の牧薩次は長野県の別荘地で、対立する二つの企業のリゾート計画にまつわる殺人事件に巻き込まれる。バブル末期を舞台に、薩次とキリコが活躍するお馴染みの長編ミステリ。

日本経済新聞出版社から1991年に「ユートピア計画殺人事件」のタイトルで出版された作品を改題し創元推理文庫で復刊されたものです。
版元の要望なのか、少し時流に合わせた様な経済推理的な要素があって、プロットの方も中盤すぎまで、とっ散らかったギクシャクした感じがありましたが、そこはそれ”ポテト&スーパー”シリーズならではの趣向が関係しているからです。ただ、今作の場合は、その仕掛けがそれほど旨く機能している様には思えませんでした。あと、村の祈祷師の老婆の孫娘が一応の中心人物なわりに、それほどの意味を持ってなかったのは拍子抜けです。

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