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ミステリの祭典

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激しく煌めく短い命

作家 綿矢りさ
出版日2025年08月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 take5
(2026/03/20 15:23登録)
青春小説であり社会派小説。
二人の恋の炎がある時は静、
またある時は全てを焼く激。

京都そして東京を対比する、
お好み焼きともんじゃ焼き。

傷つけるのはこわい久乃と、
一見自由奔放な同級生の綸。
惹かれ合う二人と周囲の偏見
同性の愛を密かにさぐる二人
傷をえぐる多くの目と圧力と。

二人に訪れる決定的な別れと、
十数年後の思いがけない再会。

圧巻の1300枚600ページ超え。
一言で言えば破壊と再生の物語
または、躊躇から覚悟への物語

人間の日頃蓋をしている思考の
機微にこれ程繊細に光を当てる
綿矢りささんはどうしたら是程
書けるのか私にはミステリです。

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