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ミステリの祭典

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サプライズ・エンディングス 罠

作家 ジェフリー・ディーヴァー
出版日2026年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2026/03/27 09:12登録)
4作品収録されている中篇集。本国では出版されておらず、電子版でバラ売りされている作品を日本で独自に編集したものです。タイトルは編集部ではなく作者自身が命名したようですが、”驚愕の結末”というより”意外な展開”を楽しむ感じのスタンスで読んだ方がいいと思います。

最初の「完全犯罪計画」は、リンカーン・ライムが登場する幕間劇の様なもので、FBIのフレッド・デルレイから得たライム暗殺計画という不穏な情報をもとに、お馴染みのライム・ファミリーがタウンハウスに勢揃いするファン・サービス的な作品です。シリーズの某新作長編のプロモーション版らしい。
「魔の交差点」は、色々な思惑を持った面識のない七人の男女が、犯罪多発地域にある街のコンビニで交錯する群像劇の様な作品。狙いは面白いが、登場人物が多すぎてちょと混乱する面がある。
「麗しきヴェローナ」は、暗黒街が舞台でギャング版の”ロミオとジュリエット”風の物語が、”意外な展開”を見せる、編中では最も好みの作品です。
最後の「どんでん返し」は、やや後半の展開が予想しやすいかな。この中では凡作と言えよう。

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