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ミステリの祭典

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子どもたちは夜と遊ぶ

作家 辻村深月
出版日2005年05月
平均点6.67点
書評数3人

No.3 7点 風桜青紫
(2015/12/19 23:43登録)
我孫子武丸の『メビウスの殺人』のパクり。辻村さんは我孫子読者なので、偶然話が似たということはまずないでしょう。それでも7点と(風桜的な)高得点をつけるのは、単純に作品が面白いから。我孫子より辻村さんのがストーリー書くの上手なんだもん。主人公である浅葱の月並みな美男子キャラぶりと、不良学生(?)恭司のこれまた月並みな不良ぶりは、前作同様胡散臭さMAX(まあ辻村さんも女の子だから……)だが、彼らを囲む脇役が良くできている。月子も狐塚もいい人っぷりがにじみ出てるし、(iと浅葱に)殺される人たちも妙に共感できる連中ばかりだから、美男子たる浅葱の「俺やっちまったよ……」的な心情になんだか説得力が生まれてくる。浅葱って一人称だけなら絶対好きになれないだろうけど、月子たちの視点があるから不思議といい奴に見えるのね(笑)。あとトリックが明らかになるあたりから、無性に話は盛り上がっていく。トリックについてはずるいといっちゃずるいけど、面白いから許す。こういう話を盛り上げるトリックってのが風桜的には理想です。なんだかんだで問題点も多いけど、パワーがあるうんぬんで7点。

No.2 7点 あるびれお
(2009/10/24 01:59登録)
わたしも、月子にはびっくりしました。そういう所で仕掛けてくるとは思っていなかったので、不意打ちでした。ミステリとしてどうなの?ということになると強く薦めることはできないけれど、のめり込んで読むことができた本だったのは確かです。

No.1 6点 ちぃ
(2009/03/06 23:33登録)
あいかわらず量がありました・・文章的には読みやすかったです。
月子にはビックリしましたね・・(笑)

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