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ミステリの祭典

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名前探しの放課後

作家 辻村深月
出版日2007年12月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 風桜青紫
(2015/12/20 00:37登録)
スターサイドシステムが妙に楽しいです。このスピードで時間軸が進むとすぐに教授が老衰しちまうんじゃないのか(笑)。高校生たちの胡散臭い友情物語としても結構面白い。いつかは出ると思っていた嫌なイケメン、いつかくん(いつかだけに)。この上から目線と、情けなさがたまらんのだよ。あとシュートがところどころ狩野英孝みたいなキャラに見えて笑える。おまえ、こんな奴だったのか。ラストのどんでん返しは新鮮味がにから素直に驚けなかったけど、読者をほっとさせるって点ではよくできてる。初期作の集大成みたいな感じかな。

No.1 5点 あるびれお
(2009/11/10 01:43登録)
辻村深月という作家がどう仕掛けてくるのか、ということが判ってきてしまったせいか、驚きは強くなかった。でも、ミステリとは別のところで、読者を物語りに引き込む力は強い作家だと思う。

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