| 永遠の闇に眠れ |
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| 作家 | メアリ・H・クラーク |
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| 出版日 | 1986年11月 |
| 平均点 | 7.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 7点 | 空 | |
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(2026/02/15 13:34登録) ミネソタ州田舎の冬、零下11度、平均風速40メートルという厳しい状況での探索、さらに小屋の中で上げられる「鋭い悲鳴」という強烈なインパクトのあるプロローグの後、ニューヨークの穏やかな画廊のシーンから始まる、サスペンスのツボを心得たメアリー・H・クラークらしい小説です。全編主人公ジェニーの視点から描かれた作品で、特に緊迫感があるわけでもない部分でも、彼女の心理の揺れに臨場感が溢れていて、本当にうまい作家だなと思わせられます。結局謎解き的には、犯人の正体も、その隠された秘密もありふれた真相なのですが、そのことが不満に思えない過程のつむぎ方が見事なのです。 プロローグはその真相が判明するシーンで、その後50ページほどを使って、判明した犯人との戦い、人質の救出が描かれることになるのですが、人質の部分に関しては、謎解き的な意味において今一つかなと感じました。 |
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