| 死んだ耳の男 87分署 |
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| 作家 | エド・マクベイン |
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| 出版日 | 1984年01月 |
| 平均点 | 5.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 5点 | クリスティ再読 | |
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(2026/06/17 17:07登録) 本作でやっと訳書では「デフ・マン」表記になる。訳題が「死んだ耳の男」と言うわけのわからないタイトルなんだが、原題は"Let's hear it for the deaf man" で「デフ・マンに拍手を」くらいの意味になるようだ。言うまでもなく、名前を言ってはいけないあの人の三度目のお勤め。趣向だが、デフ・マンは8年おきくらいにずいぶん後期まで間隔をおいて登場してくれるので、デフ・マンを定点観測するような気持ちでちょっと追ってみよう。 なんだけども、本作も60年代後半から70年代初めの87不振期の作品。久々に87の面々と遊びたくなった「電話魔」は87にわざわざ「わたしは帰ってきたよ」な電話をかけるあたりから始まる。律儀なもんだw で、87に意味深な写真を送りつけてくる。もちろん犯罪予告のわけだ。まさに「かまってちゃん」でもある。 しかし、ミステリとして捉えた時には、デフ・マンのシリーズは「犯罪予告」についての様々なバリエーションを展開するという目的があるんだよね。そういうネタをマクベインが思いついて、作品化するアイコンが、デフ・マンと言うことでもあるんだ。カットバックでデフ・マンが仲間を集めて銀行強盗を企んでいるのが描かれていく...それに並行していつもの87の日常編が。「猫」とあだ名のついた空き巣は現場に署名がわりに子猫を残していく(クリングくん担当)、キリストみたいに磔刑になった状態で発見されたヒッピーの殺人事件(キャレラ担当)。クリングくんもクレアを亡くした悲しみから立ち直り、新たな出会いが!赤毛のファッションモデル、オーガスタ・ブレア嬢ね。 まあ、どれもこれも事件は派手なわりに、あまり真相が面白くない。期待するとややがっかりかな。凡作。風俗的にはフラワーチルドレンとかバイカーが絡んでいて、70年代のサブカル風景が懐かしいなあ。 |
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