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ミステリの祭典

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阿佐田哲也麻雀小説自選集

作家 阿佐田哲也
出版日1975年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 メルカトル
(2026/02/04 22:08登録)
『麻雀放浪記 青春編』と自選の短編16作を収録。阿佐田哲也の麻雀小説の短編にハズレがないのは解っていましたから安心して読めました。何作かは角川文庫に収められているので重複していますが、取り敢えず全部読みました。『麻雀放浪記』は読みたいところだけ抜粋して。過去に五回ほど読んでいますので、今更全編読む気にはなれませんでした。

流石に阿佐田哲也、何を書いても凄みが違いますね。主人公の私(著者自身を投影したもの)が強敵のバイニン達と対決するという話が殆どですが、迫力とちょっとしたユーモアと人情とがない交ぜになった、独自の文学を披露しています。個人的には、麻雀劇画『哲也』に登場していたダンチというオヒキ(相棒)とガン牌の印南の二人の正体が判明したのが嬉しい誤算でした。それこそ今更ですがね。再読作品も結末を忘れていたりして、改めてそんな話だったんだと腑に落ちる場面もあり、全作楽しめました。

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