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ミステリの祭典

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用心棒日月抄 凶刃
用心棒日月抄

作家 藤沢周平
出版日1991年08月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 ALFA
(2026/01/31 09:12登録)
シリーズ第4作にして完結編。
1~3作が書かれたのは1980年前後。初期の暗い作風から一転、快活なストーリーで一躍人気作家に。
そして本作は約10年の間をおいての発表。作中では20年近い歳月が流れ、イケメン用心棒青江も今や下腹のせり出しを気にする40代半ばの重職藩士。
今回は休職する同僚の代役で半年の江戸赴任。軽い役目のはずが別の密命を帯びることに・・・

愛着のある初期のヒットシリーズに、円熟期の作者が決着をつけた格好となる。巧みなカットバックや地の文から続くセリフなど、藤沢周平らしい職人芸が楽しめる。ミステリー度も結構高い。
懐かしい脇役たち、用心棒仲間の細谷、口入れ屋の相模屋、そして因縁浅からぬ佐知それぞれが収まるべきところに収まって、まさにグランドファイナル。

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