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ミステリの祭典

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作家 坂本湾
出版日2025年11月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 メルカトル
(2026/01/30 22:18登録)
デビュー作にして第174回芥川賞候補作! 第62回文藝賞受賞作。
宅配所に流れる箱を仕分ける安(あん)。ある箱の中身を見た瞬間から次々に箱が消えていって――顔なき作業員たちの倦怠と衝動を描き、新時代の〈労働〉を暴くベルトコンベア・サスペンス。
「私」であることを必要とされない労働において、「私」を保ち続けることはいかにして可能か?時代の閉塞感をこれでもかと執拗に抉りだす圧巻のデビュー作。
Amazon内容紹介より。

確かに窃盗という犯罪を描いていますが、サスペンスでもなければミステリでもありません。文藝賞受賞だか芥川賞候補だかか知りませんが、どこが面白いんだろうと言うのが私の率直な感想です。舞台は宅配所に固定されており、ストーリー性等は全くありません。起承転結的なものはありますが、紆余曲折もなく一向に盛り上がらないですね。粘着質な文章でそこは独特ですが、慣れないとどうにも馴染めません。

人間が描かれていないとは言いませんが、個性が足りない為折角の人物描写も中途半端で、褒められたものではありません。どういう感性を持っていればこれを十全に理解できるのでしょうかね。後味も悪く、一体自分は何を読まされたのかさえ曖昧になってきます。興味本位や好奇心で読む小説ではありませんね。

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