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ミステリの祭典

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ルーカスのいうとおり

作家 阿津川辰海
出版日2025年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 人並由真
(2026/02/03 04:18登録)
(ネタバレなし)
 小学五年生・沢城タケシは2年前に児童書の編集者だった母あずさを事故で失い、今は市役所で市民からのクレーム応対役の父・裕一郎と二人暮らしだった。そんななか、裕一郎が同じ市役所の若い女性職員・丸岡美樹との再婚をタケシにほのめかす。タケシは、亡き母が童話作家・はないあきとともに生み出した創作児童文学のキャラクター「おおどろぼうルーカス」の人形に執着するが。

 今回はホラー×パズラーの趣向だけれど、
・どういう形で謎解きの要素があるのか
・後味は良いのか悪いのか
・そもそもスーパーナチュラルな要素はあるのかないのか
 ……もちろん全部言いません(笑)。ネタバレになるので。

 で、まあ読んでる間はそれなり以上に面白かったけれど、作者が作者だけにちょっと<エンターテインメントとしてはフツーだな>という印象の一冊でもあった。他の新人の作品だったら、もうちょびっと(死語?)高い評価になってたかも。
(いやところどころで、例によっての達者さは見受けますが。)

 タケシの友人となる転校生の少年・森恭介とその父親の心霊探偵。彼らはいずれまた、何らかの形で再登場させるのであろうか? そんな気配がないでもない。

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