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ミステリの祭典

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痙攣的 モンド氏の逆説
綾鹿市シリーズ/旧書名『痙攣的』

作家 鳥飼否宇
出版日2005年04月
平均点4.67点
書評数3人

No.3 6点 メルカトル
(2026/07/09 22:20登録)
第一話はロック、その次は舞踏、次はイリュージョンと云った、現代アートをモチーフとして描かれた本格ミステリの連作短編集。二話目までは粋で意外性のある仕掛けを施されており、かなり楽しめました。人間消失やダイイングメッセージ等を扱ったなかなかトリッキーな作品です。しかし第三話でのショボいトリックは失笑を禁じ得ない様なチャチなものだし、肝心の犯人がハッキリしないのは如何なものかと思いました。

そして一変四話目ではいきなり趣向が変わります。綾鹿市イカ学研究所を舞台にイカ尽くしの変格ミステリの様相を呈して来ます。正直私には意味が解りませんでした。話に付いて行くのに精一杯で作者が何を語りたかったのかまでは頭が回りません。流石に曲者の鳥飼否宇、一筋縄では行きません。おまけに付いて来る四話の補足的な『人間解体』も訳が分かりません。
これは評かが分かれるでしょうね。好きな人はとことん好き、ある人にとっては拒絶反応を起こしそうな作品って感じですね。

No.2 2点 いいちこ
(2015/03/11 11:40登録)
相当な作品であろうと推測していたが、悪い意味で期待を超える作品。
プロット全体がもはや常識や論理とは無関係な、読者を置き去りにした破壊的なものだが、提示される謎に一応の解決が与えられるという点で、かろうじてミステリの範疇には止まっている。
ただ、その解決は納得感やカタルシスにはほど遠く、バカミスというよりトンミスという評価が相応しい。
私のミステリ観の許容範囲を超える作品

No.1 6点 テレキャス
(2009/07/15 01:10登録)
連作短編集なこの作品。
サブカルチャー評論家が奇怪な事件に巻き込まれるんですがラストがもうバカミスです。
読み進めて行くうちに感じる妙な違和感は伏線として回収出来てるんですけど、この結末に辿り付けた人はいたのかな?
人によって壁本に成り兼ねない危険を孕んでいます。
最後の短編までは著者の最高傑作かもなんて思って読んでたんですけどね。
ちなみに短編の各タイトルはジャーマンプログレッシブの名盤のタイトルだったりします。

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