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ミステリの祭典

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ガールズ・アット・ジ・エッジ

作家 犬怪寅日子
出版日2025年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 虫暮部
(2025/12/05 15:46登録)
 “ピンサロ店の黒服殺害とその周辺関係者に関わる謎” は作品の目的と言うより手段に属するので、本作は大文字のミステリではまぁない。が、謎があるとついそこを中心に読んでしまうなぁ。利き手云々にあまり説得力は感じないが止むを得ないか。
 ポップで殺伐とした風俗嬢話として、正直そこまで出色だとは感じなかった。全然エロくないところが欺瞞的。と言うか、冒頭に岡崎京子を引用しちゃったら勝てるわけないよ。
 但し、あの困惑の極みな『羊式型人間模擬機』を思うと、そこにこれが並ぶことで変に納得してしまう部分が無くもない。

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