| 不等辺五角形 |
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| 作家 | 貫井徳郎 |
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| 出版日 | 2025年06月 |
| 平均点 | 6.00点 |
| 書評数 | 2人 |
| No.2 | 5点 | パメル | |
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(2026/10/02 09:09登録) インターナショナルスクール時代の同級生である重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃たちは、海外へ赴任することになった重成の送別も兼ねて聡也の別荘に集まった。ところが深夜、重成は梨愛から雛乃を殺してしまったと告げられる。警察に連行された梨愛は面会を拒否し、殺害動機を一切語ろうとしない。 弁護士が集めた重成、聡也、夏澄らの証言がひたすら続き、各々の人物評や関係性は次々と変化し、真の姿が浮き彫りになってくる。人間の記憶は曖昧で不確かなものであり、それぞれの実像が揺らいでいく。一見対等で仲の良い「正五角形」に見えた友情が、実際には片想い、劣等感、嫉妬などが絡み合った「不等辺」のアンバランスの距離であったということが明かされていく過程が読ませる。最終的には、真犯人は誰なのかということは、伏線から読者自身が推測して解き明かす構造となっており、好き嫌いが分かれることは間違いない。個人的には、このような終わり方は嫌いではないが、真相自体に面白味を感じなかった。 |
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| No.1 | 7点 | HORNET | |
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(2025/11/16 21:10登録) 重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃ら5人の男女は、インターナショナルスクールで出会って以来20年以上の付き合い。30歳を間近に控えた5人は、仕事で海外赴任することになった重成の送別も兼ねて、久しぶりに聡也の別荘で会うことになった。だがそこで深夜、雛乃が頭を殴られて殺害される悲劇が起きる。驚愕する仲間を前に、梨愛が「私が殺した」と告げ、警察に連行されていく。逮捕後も殺害の動機を語ろうとしない梨愛。弁護士は、残された重成、聡也、夏澄に話を聞いて回るが、証言を重ねるごとに5人の人物像と関係性は変貌していく。果たして5人の間には、本当は何があったのか――。 <ネタバレ> 弁護士の聴取に対する、重成、聡也、夏澄3人の証言が二回り描かれ、最後に梨愛の「独白」で物語は幕を閉じる。 そこで真相が「ある程度」語られるのだが、完全に明示した書き方ではなく、読者に推理の余地を残しているようにも感じる。それまでの3人の証言の中にやたらと事件の本筋から離れる「エピソード」が多く挿入され、その中に伏線があるのだが、数多くエピソードをバラまくことで本線を埋もれさせる戦術のようでもあるし、複数の真実を生み出す(いわゆる多重解決?)仕組みのようでもある。 私は私なりに真相にたどり着いたつもりだが、ひょっとして他の読者と話したら違う解釈がされているかもしれない。重要エピソードっぽいのが後出しな感じなのは気になったが、総合的にはかなり楽しめた。 |
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