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ミステリの祭典

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死者の微笑
尾崎凌駕シリーズ

作家 尾崎諒馬
出版日2000年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2020/07/09 21:59登録)
(ネタバレなしです) デビュー作の「思案せりわが暗号」(1998年)を読んだ時に色々と凝った仕掛けの本格派推理小説を書く作者だなあと思いましたが、2000年発表のお先凌駕シリーズ第2作である本書の凝り方もよくもまあここまでといった感じです。まず冒頭に「読者への挑戦状」が置かれています。これにはJ・J・コニントンの「或る豪邸主の死」(1926年)という前例がありますが、コニントンの挑戦状は普通です。しかし本書の挑戦状は「すべてを読み終えた君がすべきことは、この小説を床に叩きつけることではなく、この不可思議な出来事を見破ることである」です。床に叩きつけかねない内容なのかよと一抹の不安が...(笑)。おまけに「そもそもこれが推理小説であると認められるかかどうか?」という不安を助長するようなコメントまで。後半になると「名探偵尾崎凌駕への挑戦状」とか「作者への挑戦状」が飛び交う独創的なプロットでした。確かに好き嫌いが分かれそうなメタミステリーですが、複雑な内容をわかりやすく読ませようとする気配りも感じられる作品でした(でもちょっと長過ぎか)。

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