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ミステリの祭典

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もうひとりのぼくの殺人
メルヴィル・フェア

作家 クレイグ・ライス
出版日2000年03月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 nukkam
(2016/06/30 16:33登録)
(ネタバレなしです) マイケル・ヴェニング名義で書かれたメルヴィル・フェアシリーズ第2作で1943年に発表されました。巻き込まれ型サスペンス風のプロットが特徴ですがそこに自分(主人公)の素性を探る謎解きを絶妙にからませています。犯人当て本格派推理小説としてもよく出来ており、事件の背後に隠れていた大仕掛けのたくらみと皮肉な結末が印象的です。そして何ともしみじみした最終章の後日談がライスならではの締めくくりです。

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