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ミステリの祭典

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エロチカ
e-NOVELS 編

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日不明
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 虫暮部
(2025/09/26 11:19登録)
 官能小説アンソロジーなんだけど、参加者の顔ぶれを見たら “私には関係ない” と通り過ぎることは出来なかった。
 皆川博子は高尚に過ぎる。北野勇作は完全にSFで、我孫子武丸は完全にミステリ。
 津原泰水、山田正紀、京極夏彦、桐野夏生、それぞれかなり真っ向勝負。故にディープで胃にもたれる。
 と言うわけで、消去法ではないけれど、“エロエロのアダルト・コミックより普通のラブコメのサラッとした濡れ場の方がグッと来るのよね” みたいな意味で、貫井徳郎「思慕」に最も有用性を認めるのであります。

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