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ミステリの祭典

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衝撃の1行で始まる3分間ミステリー
『このミステリーがすごい!』大賞編集部 編

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2024年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 斎藤警部
(2025/08/29 13:20登録)
「つまりは、雪密室の要素も持ち合わせているということね」  ← これには笑った

アンソロジータイトルの意外性(?!)に飛びついちゃったけど、掌編ミステリで書き出しのインパクトに工夫を凝らすのは当たり前のことでした。
なので中身は、特に変わったというより普通に面白いショート・ショートが並んだ感じです。
中でもヤラレタのは、遺産相続の話と、殺しの告白の話。 悪賢い刑事の話、灼熱の夢オチ話も刺さりました。
例によって話のタイプはヴァラエティ豊か。 殺人絡み・犯罪絡みを中心に、SFホラーとか、日常の謎とか、叙述トックリ大いに躍動、頭のおかしい人が出てきたり、なかなかの寓話があったり、重かったり軽かったり、まあ普通に色々ですね。 つまらんのも少し混じってましたが、一読の価値はあるでしょう。

「以上が僕の告白だけどーー実は今の話に一つ、嘘があったんだ。 何だかわかる?」

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