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ミステリの祭典

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西鹿児島発「交換殺人」特急
「ニヒルな私立探偵」鏑木一行

作家 峰隆一郎
出版日1993年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 たかだい
(2025/08/30 16:19登録)
同じ日に別々の場所で起きた殺人事件、どちらの事件も容疑者には完璧なアリバイがあり…と言うトラベルミステリー物
タイトルにもある『交換殺人』を一つのキーとしつつ、アリバイ工作の妙(いわゆる時刻表トリック)を楽しむ作品でもあります
とは言いつつ、個人的にはその時刻表トリックがあまりピンと来ない事が多く、「ふ〜ん…」程度の感想しか持てない私としては、本作もその例に漏れずあまり驚きややられた感はなかったです
ストーリー的には男女間のドロドロをテーマにした作品で、カバーに書かれた著者の言葉通りの結末を迎えた犯人(と、被害者)の姿にある種の哀愁を感じなくもない…そんな話です
総評としては、可もなく不可もなくな作品だったかなと思いました

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