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ミステリの祭典

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新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選
犯人当て小説傑作選 福井健太編

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日2025年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 kanamori
(2026/02/22 09:52登録)
全三巻になる「犯人当て小説傑作選」の一巻目です。各巻の収録作はだいたい年代順になっていて、本作は昭和30年代から50年代のものが中心です。昭和55年に文藝春秋社から出たアンソロジー「ホシは誰だ!」と重複する作品が多い印象があります。
目玉作品は高木彬光「妖婦の宿」かもしれませんが、さすがにこれは、今さら感がありますね。
表題作の陳舜臣「新・黄色い部屋」は、軽妙な語り口の中に手掛かりを紛れ込ませた手筋はいいですが、これはネタが判りやすいかな。
あと、江戸川乱歩、坂口安吾、土屋隆夫、笹沢左保、佐野洋とビックネームが揃い、全10作品ですが、ほとんどが推理クイズなみの短い作品なので物足りない。それと、こういう企画には欠かせないと思われる鮎川哲也が抜けているのは、どうしたことか。「達也が嗤う」あたりを採っても良かったのでは。

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