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ミステリの祭典

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追想の探偵

作家 月村了衛
出版日2017年04月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 たかだい
(2025/07/27 16:33登録)
基本的には『人探し』にフューチャーした一風変わったミステリー作品
特撮専門の雑誌で人探しに定評のある主人公が、人脈や伝手を頼りに地道な調査で何十年も前に姿を消した人物たちを探し出す、というのがセオリーとなっている連作の短編集です
ただ、良かれ悪かれ(…個人的には悪いの比率高め)内容はその一言に尽きる上に、大体は問題の人物に出会って「よく見つけましたねぇ」で終わりってパターンなので読んでいて妙な不完全燃焼の感が付き纏う
正直、カタルシスのようなモノは一切感じず、話が淡々として平坦なまま終わる為に面白かったとはとても言えない
着想自体は面白いが、ただそれだけって作品だと思いました

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