home

ミステリの祭典

login
十津川警部 東京上空500メートルの罠
十津川警部シリーズ

作家 西村京太郎
出版日2008年12月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 たかだい
(2025/07/01 00:26登録)
西村京太郎の十津川警部シリーズと言えばトラベルミステリーが有名だが、個人的には本作のようなハイジャック物や誘拐物の方が馴染み深い
西村京太郎が描くこれらの作品は規模が大きい話が多く、総じて大味な傾向にあるので手軽に適度なサスペンスを楽しむのに向いていると思っている
尤も話の〆に雑さや荒さが見え隠れするのはご愛嬌とも思っているが…
本作も例外はなく、最新の飛行船を爆弾を使ってジャックした犯人が6億もの身代金を手にして逃亡する為の策までは適度なサスペンスを楽しめたが、ラストは結構呆気ないいつものパターンで終わる
ある意味で安定感はあり、時間潰しの軽めな読書には丁度いい作品ではあると思ったが、同じような傾向の作品で言うなら(以前レビューを挙げた)サンダーバードを扱った作品の方がより完成度は高かった印象です

1レコード表示中です 書評