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ミステリの祭典

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死の迷路

作家 フィリップ・K・ディック
出版日1989年12月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2025/05/23 14:50登録)
 これはもしやSF版『そして誰もいなくなった』か? と思ったりもしたが、ミステリ的な緻密さを具えているわけもなく、反転に次ぐ反転に次いで、“そりゃないぜ” ってオチに堕ちてもディックだからなぁと言う曖昧な理由で許しちゃうけど、そのあとの理不尽な駄目押しが Oh, My God! と効いて私の心は不安定なまま本は終わってしまった。総合的に見ると纏まりは良くて読み進め易い。この設定、或る意味でクローズド・サークル?

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