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ミステリの祭典

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地下鉄サム(グーテンベルク21)
地下鉄サム

作家 ジョンストン・マッカレー
出版日2024年09月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 弾十六
(2025/05/14 15:03登録)
『地下鉄サム 第1〜第3』坂本義雄 訳、日本出版協同(1952〜1953)全29篇を再構成したもの。創元推理文庫とはカブリ無し。
⚫️数字は日本出版共同版の収録巻。原題を同定しようと頑張ったけど、原文入手できず、ほとんど推定。記号なしは確定、☆は「たぶん」、?は「決めてに欠けるがそれっぽい」#️⃣表示はシリーズ通算番号、DSM= Detective Story Magazine、MegaPakは電子本"Thubway Tham MegaPack"収録、WikiTextはWiki sourceに英文あり(リンクはJohnston McCulleyから) 、IntAr(MGZN)はWebサイト"InternetArchiveに初出当該号のPDFあり。
発表順に読んだ方が面白い作品あり。特に続(3)→正(8)は続きものである(実は全5作のシリーズ)。正(15)は創元(10)で言及されてる、など。
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『地下鉄サム』収録作品
正(1)「サムの魚釣」❶ "Thubway Tham’s Fithing Trip" (初出DSM 1921-05-28) #️⃣38 WikiText
正(2)「サムのラジオ」❸ "Thubway Tham Tunes In" (初出DSM 1926-04-10) #️⃣79 MegaPak3
ラジオを買って夢中になるサム。ある日ムーアが頼み事にやって来た。
正(3)「サムと猿公」❷ ☆"Thubway Tham’s Monkey Pal" (初出DSM 1926-08-07) #️⃣82
正(4)「サムの良心」❶ ?"Thubway Tham’th Better Thelf" (初出DSM 1922-11-25) #️⃣55
路上で良心を説く男の話を受け売りしてクラドックに話すサム。だが縄張りを荒らされてると聞いて…
正(5)「サムのクロス・ワード」❸ ☆"Thubway Tham’s Crothword Puthle" (初出DSM 1925-08-29) #️⃣73
正(6)「サムと詐欺師」❶ "Thubway Tham Meets Mr. Clackworthy" (初出DSM 1922-02-18) MegaPak21 #️⃣50
Christopher B. Boothのシリーズ・キャラクターであるシカゴのクラックウォーシー&早起き鳥(DSM連載)と共演する企画もの。お返しにBoothは"Mr. Clackworthy and Thubway Tham" (初出DSM1922-03-04)を書いている。
正(7)「サムの誕生日」❸ "Thubway Tham’s Birthday" (初出DSM 1920-04-13) #️⃣27 IntAr(MGZN)
正(8)「サムの覚醒」❷ "Thubway Tham’s Dithilluthionment" (初出DSM 1921-10-15) #️⃣44 IntAr(MGZN)
正(9)「サムの競馬見物」❷ "Thubway Tham Goeth to the Ratheth" (初出DSM 1921-10-29) #️⃣45 MegaPak10
初めて競馬場に行き、レースに賭けたサム。
正(10)「サムの義侠」❷ ?"Thubway Tham, Hero" (初出DSM 1924-11-01) #️⃣66
女は嫌いだが、若い母娘と乗り合わせたサム。
正(11)「サムの陪審員」❶ ☆"Thubway Tham’th Jury Thervithe" (初出DSM 1923-02-10) #️⃣58
正(12)「サムと犬」❶ "Thubway Tham’s Dog" (初出DSM 1922-07-01) #️⃣52 MegaPak2
正(13)「サムとクリスマス」❶ ☆"Thubway Tham’s Merry Christmas" (初出DSM 1918-12-24) #️⃣9
ポーカーに負けて素寒貧だがクリスマス・プレゼントをあげたいサム。登場キャラ: ノエル
正(14)「サムの悪日」❸ ☆"Thubway Tham’s Tough Day" (初出DSM 1924-11-29) #️⃣67
なんだか運の悪い日。登場キャラ: ノエル
正(15)「サムの新弟子」❶ ☆"Thubway Tham’th Apprentithe" (初出DSM 1922-09-30) #️⃣53
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『続地下鉄サム』収録作品
続(1)「サムの女嫌い」❷ ?"Thubway Tham’s Female Petht" (初出Detective Story Magazine 1930-08-23) #️⃣96
上流夫人が道楽でスリの実態調査を希望し、サムが付き合わされる。登場キャラ: 鼻のムーア
サムが南極探検のバード少将と同じくらい知られている、と冒頭にあるので時事ネタと判断。1930年くらいの作品か?
続(2)「サムの礼装」❸ ☆"Thubway Tham Dons a Dinner Jacket" (初出DSM 1923-10-27) #️⃣60
ノエルに唆されてタキシードを着てみたサム。いつもと勝手が違って戸惑うばかり。
続(3)「サムの初恋」❶ "Thubway Tham and Cupid" (初出DSM 1921-08-06) #️⃣41 IntAr(MGZN)
めかしこむサムをからかう大家。どんな娘と知り合った?
続(4)「サムの手術」❷ "Thubway Tham’s Operation" (初出DSM 1921-03-12) #️⃣36 MegaPak6
体調不良で耐えられず医師に行くサム。
続(5)「サムのロマンス」❸ ☆"Thubway Tham’s Romance" (初出DSM 1918-07-09) #️⃣3
地下鉄で見かけた気になる女の子。これが恋だなんて言言いたかねぇよ!
続(6)「サムの慈善家」❸ "Thubway Tham, Philanthropist" (初出DSM 1919-04-01) #️⃣14 MegaPak17
続(7)「サムの自動車」❸ "Thubway Tham’s Flivver" (初出DSM 1919-07-15) #️⃣20 WikiText
続(8)「サムの百ドル」❶ ☆"Thubway Tham’th Honetht Hundred" (初出DSM 1923-03-10) #️⃣59
正直に稼ぐ、と宣言し25ドルの賭け。
続(9)「サムの友情」❸ ☆"Thubway Tham’th Chrithmath Thpirit" (初出DSM 1922-12-23) #️⃣56
クリスマスだというのに、サムが近所の犯罪者仲間たちと何か企んでいる様子。
続(10)「サムの不景気」❷ ☆"Thubway Tham’th Buthinethth Thlump" (初出DSM 1923-01-20) #️⃣57
クラドックが元気が無い。誕生日を明日迎えるのだが、歳をとった、と憂鬱のようだ。
続(11)「サムの美顔術」❷ ☆"Thubway Tham Gets a Mud Pack" (初出DSM 1924-03-08) #️⃣62
何か良くない予感。そんな日には「仕事」をしちゃいけないんだが…
続(12)「サムと特ダネ」❸ ?"Thubway Tham’th Thcoop" (初出DSM 1924-03-22) #️⃣63
続(13)「サムの鬱憤」❶ "Thubway Tham, Delegate" (初出DSM 1921-06-11) #️⃣39 IntAr(MGZN)
ワシントンの高級ホテルでぼられ、田舎者扱いされて憤慨するサム。原文では「アトランティック・シティ」になっている。馴染みがないので訳者が変えたんだろうね。
続(14)「サムと遺産」❷ "Thubway Tham’s Legathy" (初出DSM 1921-04-30) #️⃣37 IntAr(MGZN)

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