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ミステリの祭典

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横浜ランドマークタワーの殺人

作家 斎藤栄
出版日1994年05月
平均点2.00点
書評数1人

No.1 2点 たかだい
(2025/04/22 21:08登録)
あらすじは非常に惹かれるモノがあったが、中身は正直、味のないガムのように感じられました
何より、主人公の警部があまり好きになれない人物で、言うなれば劣化版十津川警部な感じ…
事件の捜査に対するストイックとも言える姿勢こそ十津川警部とダブりますが、婚約者が誘拐されたにも関わらず(しかも上司は彼女の身の安全を優先して良いと言っているのに)犯人追跡に固執しているようにしか思えず、「身の安全は勿論だが」みたいな記述はあったかと思いますが白々しいとすら思ってしまった。結構、そうゆう場面がちらほら見受けられたので印象としては非常に悪いです
また、オチに関しても漠然と「こうかな?」と思っていたまんまの真相だったのでラストまで擁護できるポイントが見つからないまま読み終えてしまった形となり、残念な作品だったと言わざるを得ません

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