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ミステリの祭典

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殺人者は誇りを持つ

作家 三好徹
出版日1989年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 たかだい
(2025/04/14 21:32登録)
義母のバッグから盗んだ百万円と共に姿を消した女子大生。その女子大生の行方を捜索する最中、彼女と接点がある"川又"という男子生徒の存在が浮かび、英会話学校の講師を勤める外国人が刺殺される。女子大生、川又、英会話講師を結ぶ線とは…
前述のような隠された人間関係が見所となる作品で、捜索する最中には主人公である"わたし"自身も何者かに暴行され捨て置かれたり、事件の犯人に仕立て上げられる等、わりとハードボイルド調の作風で本格推理というよりはサスペンススリラーのような楽しみ方も出来る作品かと思います
それほど派手さはないものの堅実で、序破急といったストーリー展開で飽きずに読ませる力のある作品ではありました

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