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ミステリの祭典

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悪魔の家
由利 麟太郎シリーズ

作家 横溝正史
出版日1978年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 HORNET
(2025/04/09 22:38登録)
 由利麟太郎シリーズ、と登録したが、実際はシリーズ内に登場する新聞記者・三津木俊助を主役とした話が多い、いわばスピンオフのような短編集。
「広告面の女」…謎の新聞広告から始まる冒頭は魅力十分。が、本筋は子爵家を題材にしたまぁスタンダードな横溝作品。
「悪魔の家」…表題作。良くも悪くも平均作。
「一週間」…非常に短い一編だが、新聞記者の矜持を描く側面もあり、面白かった。
「薔薇王」…よくできた短編。ラストは戦時中の哀惜も相まってなかなか。
「黒衣の人」「嵐の道化師」…由利先生登場作品。全体を覆う謎めいた雰囲気は氏の作品らしさが顕著。まぁ平均作。
「湖畔」…タイトルがいかにもな感じ。不可解な老紳士の言動の真相は想像通り。でも楽しめた。

「横溝正史」の作品群から探して書評しようと思ったが、なかったので登録したが…ホントかな?二重登録してたらごめんなさい。

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