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ミステリの祭典

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古事記異聞、鬼統べる国大和出雲
古事記異聞

作家 高田崇史
出版日2022年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2025/04/06 20:11登録)
このシリーズは独特の解釈での歴史観を旅をしつつ従来定着していた歴史をひっくり返すような発見するといったお話です。
主人公たちは蘊蓄と屁理屈、言葉遊びと言ってしまえばそれまでのような新説?を次々に見つけます。
こういったお話は好きなので作者の作品はたくさん読んでいますが、今回はちょっと無理なこじつけが多いように感じました。
一度旅すればこれほどの成果があがり、これが正鵠を得ていたとしたら、今までの歴史家や民俗学者はいったい何していたのでしょうかねえ。
QEDシリーズではこれが事件に結びついており、これはこれでちょっと無理があったのですが、このシリーズでは必ずしも事件が発生することもないため、そういった無理はない代わりに歴史推理の無理が表に出てしまった感じがしました。

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