home

ミステリの祭典

login
Cの福音

作家 楡周平
出版日1996年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 たかだい
(2025/04/15 00:06登録)
コカインの密輸ルートを巡るクライムミステリー作品で、最終的に五部作となる楡周平のデビュー作
アメリカー日本間を密輸する仕組みがかなり練られていてリアリティがあり、そのルートを横取りしようと暗躍する者との対峙も手に汗握る
また、主人公である朝倉恭介のある種ダークヒーロー然としたキャラクターが本作の魅力をより引き立てており、友人であったルームメイトの死すら踏み台にしてその友の父=マフィアと繋がりを持ち、麻薬密輸と日本市場の開拓という大役を掴み取る様は読んでいて妙に気持ちが良かった

1レコード表示中です 書評