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ミステリの祭典

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ブラック・マスクの世界1 ブラック・マスクの英雄たちI
小鷹信光 編

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日不明
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 弾十六
(2025/04/02 23:22登録)
1986年出版。国会図書館デジタルコレクションで読んでいます。このシリーズ、買おうか迷ってたけど、NDLdcで読めるようになっていたとは!
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(1) Straight from the Shoulder by Erle Stanley Gardner (初出Black Mask 1929-10) 「ネックレスを奪え」E・S・ガードナー作、堀内静子 訳: 評価7点
エド・ジェンキンズもの。テンポが良くて実に素晴らしい作品。「探偵雑誌を読む少年は見込みがある」とさりげなく雑誌販促してる。
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(2) 「賭に勝った女」ロジャー・トリー
(3) 「黒い手帳」ホレス・マッコイ
(4) 「新しいボス」N・L・ジョーゲンセン
(5) 「KKKの町に来た男」キャロル・ジョン・デイリイ
(6) 「帰路」ダシール・ハメット
(7) 「帰ってきた用心棒」ノーバート・デイヴィス
(8) 「最後のしごと」L・V・アイティンジ
(9) 「白い手の怪」スチュワート・ウェルズ
(10) 「裏切りの街」(1)ポール・ケイン <長篇連載>
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<インタビュー>ウィリアム・F・ノーラン (構成: 木村二郎)
1985-03-22LAの自宅にて。HMM1985-10掲載のものを再編成。
ノーランは「心はいつも27歳」と言っているが、どうしてそのトシなんだろう。1969年当時、ブラックマスクが一冊2ドルで買える古本屋があったらしい。(米国消費者物価指数基準1969/2025(8.66倍)で$1=1292円)
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<解説>で小鷹さんはブラックマスク一時離脱前のハメットの稿料が「破格の…一語三セント」(p232)だった、としているが、ほんとうかなあ。ブラックマスク創刊号の表紙が当時はビル・プロンジニーニもノーランも見たことが無い、という話題で盛り上がっているが、現在はFictionMags Indexでちゃんと見ることが出来る。

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