home

ミステリの祭典

login
文明交錯

作家 ローラン・ビネ
出版日2023年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 糸色女少
(2025/03/18 21:09登録)
アタワルパ率いるインカ帝国が史実と逆にスペインを征服していたら、という驚天動地の改変歴史小説。
十世紀辺りから種を蒔き、コロンブスの日誌のパスティーシュをはさんで、「アタワルパ年代記」が語られ、後日譚的な「セルバンテスの冒険」で締めくくる。兄ワスカルに敗れて逃げ続ける堕ちゆく皇帝がいかにして海を渡りイベリア半島に辿り着き、わずか二百人足らずの軍勢でスペインを征服しキリスト教世界に覇を唱えたのか。その秘密は銃と馬と病原菌。
あり得ない史実を見てきたように語る名調子が素晴らしい。アタワルパを支える将軍たちやヒゲナモタ王女など、脇役陣のキャラも立っている。

1レコード表示中です 書評