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ミステリの祭典

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美しき屍
探偵・的矢健太郎シリーズ 『モダン東京物語』を改題

作家 藤田宜永
出版日1988年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2025/03/11 20:15登録)
1988年に『モダン東京物語』のタイトルで発表された、私立探偵的矢健太郎シリーズとしては最初に書かれた作品です。その後、本作より前の時代設定の第4作『蒼ざめた街』執筆により、1996年に加筆訂正・改題されて、本作はシリーズ2となっています。
昭和6年(1931年)5月に起こった事件ということで、まあ時代ミステリと言えなくもありません、的矢が「秘密探偵」と言われたりしているのも、時代を感じさせ、当時の雰囲気はよく出ていると思いました。あとがきには参考文献が多数並べられています。当時と言えば、ハメットが出てきたころですが、一方乱歩の『吸血鬼』等が発表されていた時代でもあるわけで、本作もスタイルこそハードボイルドで、格闘や銃撃シーンも豊富ですが、ほとんど乱歩のいわゆるエログロナンセンスに近いところもあります。あまり具体的に書くと、ネタバレになってしまうので控えますが。

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