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ミステリの祭典

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葡萄街道の殺人

作家 平岩弓枝
出版日1986年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 たかだい
(2025/03/09 21:28登録)
ドイツにおける葡萄栽培やワイン醸造が盛んな地方「葡萄街道(ワインロード)」を巡る旅の最中、粗暴な弟とその妻が殺され、犯人と思しき人物は服毒自殺を遂げた
作品のおよそ半分くらいのページ数を費やして被害者へのヘイトを稼いだ後に一気に4人もの人が同日に死亡する急転直下、事件は一応解決するも不審点が残る中盤から後半に掛けてのサスペンス性、クライマックスにおけるちゃぶ台返しの如き真相が明るみになっての、引きのラスト…
特別なトリックが仕掛けられている訳でもなく、わりと地味めな作品です。ですが、その地味な内容を丁寧に描く事で読後に満足感を得られるだけの力もあるお話かと思います
また、事件が起きてからの後半は前述のようにまさに怒涛で、一気にラストまで引き込む展開のスピーディさも当作の魅力だと思います

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